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人から頼りにされているという実感が、僕の原動力になっています。 毎日、毎月、顔を合わせることはなくても、僕の存在がお客様の安心感に繋がっている。
これって究極の冥利ですよ。やりがいという言葉を聞くたびに、一人でカラオケボックスに行ったときのことを思い出します。確かにマイクは独占できました。でも聞いてくれる人がいないから、歌い甲斐がない。ついボックスの扉を開け放って歌ってしまい、店員さんに怒られる始末でした。
自分の存在を認め、必要とし、頼ってくれる誰かががいる。そうして人はやりがいを感じるんですね。
皆さんは救急車を呼ばれた経験がありますか。彼らは119番をかけると、いつでもすぐに飛んで来てくれます。でも、救急隊のほうから「どうですか?病院に運びましょうか?」なんて電話かけてくることはないですよね。
ファイナンシャルプランナーという職業は、救急隊のようなものじゃないかと僕は思うんです。普段こちらからは御用聞きの電話や訪問をしないけれど、呼ばれれば確実かつスピーディに駆けつける。
いつもは思い出すこともないけれど、いざというときにはピンと頭に浮かぶ、頼れる存在。お客様にとって僕がそんな存在になっていられたら本望です。